町長が当て逃げ直後、水田に転落「急いでいた」

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2日午前9時ごろ、新潟県田神町内の町道で、同町の町長を務める72歳の男性が運転する乗用車が交差点で他車との追突事故を起こした。町長は「急いでいる」といって現場を離れたが、その直後にも水田に転落する路外逸脱事故を起こしたという。

新潟県警・加茂署によると、最初の事故は田上町川船河付近で発生した。22歳の男性が運転する軽乗用車が交差点で右折待ちのために停車したところ、後ろから進行してきた乗用車が追突した。追突車を運転していた男性は「自分は町長だ」と身分を明らかにし、「後で戻ってくる」と言い残し、現場から走り去った。

この直後、田上町原ケ崎新田付近の町道を走行中の乗用車が路外に逸脱して、道路沿いの水田に転落する単独事故も発生した。運転者はクルマを放置して現場を離れたが、後にこのクルマは同町内に在住し、同町の町長を務める72歳の男性が運転していたことが判明。追突事故もこの男性が起こしていたことも確認された。短時間に2件の事故を連続して起こし、現場から立ち去っていたことになる。

同町では前日に町長選挙が行われ、男性は当選証書を受け取るために町役場へ向かっていたとみられる。男性からアルコールは検出されたなかったが、警察では事故不申告にあたる疑いもあるとして、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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