ホンダの中国法人は6月4日、5月の中国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は6万0269台。前年同月比は10.5%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。
中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。現在では、この影響はほぼ払拭。
ホンダは中国において、東風汽車との合弁の東風ホンダ、広州汽車との合弁の広汽ホンダの2社を展開。5月実績は、東風ホンダが前年同月比10.5%増の2万6568台。広汽ホンダは10.4%増の3万3701台。ともに2桁の伸び。
ホンダの5月販売が、3か月ぶりに前年実績を上回ったのは、広汽ホンダの中国向け新型セダン、『クライダー』効果によるもの。クライダーは5月、1万6242台を販売。また、東風ホンダでは、小型MPVの『ジェイド』が5834台を売り上げた。
一方、主力セダンの不振は続く。2013年9月にモデルチェンジを受けた広汽ホンダの『アコード』は、新車効果が長続きせず減少。5月実績は、前年同月比20.2%減の7216台と、5か月連続のマイナス。ホンダは価格を抑えた新グレードの設定で、販売回復を狙う。
一方、中国でのSUV人気に乗って、販売を伸ばしていた東風ホンダの『CR-V』も、5月は減速。CR‐Vの5月実績は、前年同月比0.9%減の1万4396台と、2か月ぶりに前年実績を下回った。
ホンダの2014年1‐5月の中国新車販売は、前年同期比10.6%増の28万2677台。ホンダは2013年、中国で前年比26.4%増の75万6882台を販売。2014年は、前年比19%増の90万台の販売目標を掲げている。




