サバ州東部沿岸の養魚場でまた2人誘拐 フィリピンの武装組織の犯行か…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

サバ州東部ラハド・ダトゥに近いクナにある養魚場で16日未明、中国系マレーシア人の男性とフィリピン人の部下が武装した2人組に誘拐された。

5月7日にも同じ犯人グループと見られる5人組により、中国国籍の男性が養魚場から誘拐される事件が起きていることから、フィリピン南部を拠点とするイスラム過激派組織、アブサヤフによる犯行と見られている。

誘拐されたのは、養魚場で勤務するチャン・サイチュインさん(32)と、フィリピン人のマズランさん(20歳代)。チャンさんの妻によると、深夜に家に入ってきた2人組がチャンさんに銃を突き付けたが、チャンさんが妻に手を出さないよう懇願したため、チャンさんとマズランさんが連れ去られたという。武装グループは、テレビセットやボート用のエンジンなども持ち去った。

4月2日にはサバ州南西部センポルナ沖の水上リゾート「シンガマタ・リーフ・リゾート」で、中国人観光客らが武装グループに誘拐される事件も起こっている。中国人女性観光客、高華贇さん(29)とフィリピン人女性従業員のマーシー・ダヤワンさん(40)は5月30日、フィリピン南部のホロ島で無事解放された。5月に誘拐された広州出身の楊載霖さん(34)は依然として行方が分かっていない。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  6. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  7. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
  8. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  9. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  10. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る