LINEアカウント乗っ取り、犯人が最初に行なう悪行は…

エンターテインメント アプリ
LINEアカウントが乗っ取られたレポート、「LINEゲームのセーブデータ」などが消滅
LINEアカウントが乗っ取られたレポート、「LINEゲームのセーブデータ」などが消滅 全 1 枚 拡大写真

LINEの不正アクセスが増えていますが、私も乗っ取られてしまいました。

そこで、実際の経緯などをお届けします、まずLINEの不正アクセスですが、同社の発表によると件数は300以上。これは報告されている数字で、実数はもっと多いと思われます。原因は、「他社サービスから流出したと思われるメールアドレス・パスワード等を利用したアクセス」と説明されており、ニコニコ動画やmixiの不明アクセスが最近行われたばかりです。また直接的な関係性は不明ですが、Facebookが一時的に繋がらなくなったり、『ファンタシースターオンライン2』がDDoS攻撃を受けるなど、ネットワークトラブルが後を絶ちません。

さて、話を実際に乗っ取られた経緯に移しますが、私が気がついたのは知人からの電話でした。「変なメッセージが来たんだけど、乗っ取られてない?」というもので、最初は何のことか分かりませんでしたが、スマートフォンでログインを試みると、別の端末で使用されていると表示され、データが全て削除。そのデータには、「友達」「グループ」「スタンプ」「LINEゲームのセーブデータ」など全てが含まれており、二度と元々のアカウントにログインすることは出来なくなりました。

至急新たなアカウントを登録し、アドレス帳から「友達」を追加してことの経緯を説明するも、IDで追加した「友達」に関しては復元されないため、全員に状況を説明することは不可能でした。ですので、FacebookやTwitter、Skypeで出来る限りの状況報告を行いました。その後は、こちらから株式会社LINEに現状を報告します。

一方私の乗っ取られたLINEアカウントでは、知人に「WebMoneyを買ってきて」というメッセージをほぼ全員に送っていたようです。百人単位の人にメッセージを送り、同時にやり取りをするなんて、かなりの脅威です。画像は実際のやり取りですので、もし知人からこのようなメッセージが来たら、まずは本人に確認するといいでしょう。

対策としては、公式ブログに以下のように掲載されています。

■パスワードの変更方法
(1) LINEアプリの[その他]→[設定]→[アカウント]→[メールアドレス登録]を開く
(2) [パスワードの変更]を開く
(3) 「現在のパスワード」を入力し、「新しいパスワード」に新しく変更したいパスワードを2回入力し「確認」

パスワード変更等に関するヘルプページは下記です
http://help.line.me/line/ios/categoryId/10000315/sp?contentId=10002437&lang=ja#opend

■より安全なパスワードの付け方
・LINEだけでなく様々なサービスでパスワードを設定することがあると思いますので、より安全にパスワードを設定するためのポイントをご紹介します。
・他のインターネットサービスとは違うものにする
・電話番号、生年月日、名前、同じ文字など、他人が想像しやすいものを避ける
・短いものではなく、英字・数字・記号を混在させる(8文字以上を推奨)
・メールアドレスやアカウント名と同じものは避ける
・辞書にある一般的な単語などではなく、意味の不明な文字列にする
・定期的にパスワードを変更する

これらにプラスして、LINEアプリの[その他]→[設定]→[アカウント]→「他端末ログイン許可」をオフにすれば、さらに安心です。

この記事が少しでも被害者を減らすことに役立てば幸いです。

LINEアカウントが乗っ取られたレポート、「LINEゲームのセーブデータ」などが消滅

《栗本 浩大@INSIDE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る