帝人など、タイでタイヤコード製造会社を合弁…ホースコード生産増強も

自動車 ビジネス 企業動向

帝人は、帝人フロンティアとともに、タイヤコードの生産に実績のある綾羽とタイに合弁会社を設立し、タイヤコード工場を新設すると発表した。

また、既に帝人グループとしてタイに生産拠点を持つ自動車用ホースコード工場は、生産設備を増強する。

今後、拡大が見込まれるアジア地域の自動車産業に向けて、タイでタイヤコードと自動車用ホースコードの生産体制を増強して、事業拡大を図る。

ポリエステル繊維の生産拠点であるテイジン(タイランド)の敷地内に、綾羽との合弁会社「テイジン・FRA・タイヤコード・タイランド(TFA)」を設立、タイヤコード生産工場を新設する。資本金は3億8000万バーツで、帝人フロンティアが56.66%、帝人が10%、綾羽が33.34%出資する。生産能力は年間約1万6000トンで、2015年10月から稼働する。

TFAは、帝人と綾羽の高次加工技術、帝人フロンティアのコンバーティング機能を組み合わせ、一般タイヤ用のポリエステルやナイロンのタイヤコードに加え、加工技術力が要求されるレーヨン、アラミド、PEN(ポリエチレンナフタレート)のタイヤコードを展開、今後拡大が見込まれる高機能タイヤ向け部材も生産する。

産業用ベルトコードの生産拠点であるテイジン・コード・タイランドは、2013年に立ち上げた自動車用ホースコードの生産が好調に推移していることから、生産設備を現状の70%増強し、自動車用ホースコードの事業を拡大する。

投資額は約2900万バーツ。新しい設備は2015年4月から稼働する予定。

《レスポンス編集部》

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