マレーシアICT専門職の平均月給、今年は8.2%増…関連学部卒減少を懸念

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア情報通信技術(ICT)協会(Pikom)は、ICT専門職の平均月給が昨年の7,152リンギから8.2%増加して7,776リンギになるとの予想を明らかにした。

国内経済の成長見通しは明るく、ICT産業も成長が見込まれるという。来年4月に予定されている物品・サービス税(GST)導入を控えてGSTに対応したシステムへの需要が増えることから、ソフトウェア開発者への需要も増加すると予想されている。

Pikomは一方で、ICT関連の学部の新卒者の供給が減少傾向にあることに懸念を示している。2002年にICT関連の学部に入学した学生の数は11万9,000人、卒業者の数は5万3,000人だったが、2012年にはそれぞれ8万人、1万9,500人まで減少した。

技術労働者の数を増やすという政府目標の達成にもマイナスの影響を及ぼすことから、Pikomは専門教育を受けた人材不足問題の解決のため政府に働きかける予定だ。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、7月5日、ベルナマ通信、7月4日)

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  5. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  6. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  7. トピー工業が「22インチ大径超軽量アルミホイール」で鋳造の軽量化と造形自由度を両立し次期主力を狙う…ジャパンモビリティショー2025PR
  8. V3エンジンを電子加給! ホンダ『V3R 900 E-コンプレッサー』をEICMAで初公開、量産に向け開発中
  9. クルマ好きも唸るイベント満載!さらに進化した「ジャパンモビリティショー2025」の見どころとは?PR
  10. ヤマハ『R7』が全面進化! 電子制御、シャシー刷新で示す「ミドルスーパースポーツの新たな可能性」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る