7日午前4時ごろ、岐阜県恵那市内の中央自動車道下り線を走行中の乗用車が路外に逸脱。道路左側の側壁に衝突する事故が起きた。助手席側から降車しようとした63歳の女性が後方から進行してきたトラックにはねられ死亡している。
岐阜県警・高速隊によると、現場は恵那市大井町付近で片側2車線の緩やかなカーブ。乗用車は第1車線を走行中に路外へ逸脱し、道路左側の側壁に衝突。クルマは車線を塞ぐような状態で立ち往生しており、助手席に同乗していた63歳の女性は左側のドアを開けて降車したところ、左側方から通過しようとしていた大型トラックにはねられた。
この事故で女性は全身を強打。近くの病院へ収容されたが、骨盤骨折などが原因でまもなく死亡した。クルマを運転していた埼玉県入間市内に在住する70歳の男性が打撲などの軽傷。トラックを運転していた茨城県下妻市内に在住する53歳の男性にケガはなかった。
事故当時、現場では雨が降っていて路面が滑りやすく、視界も悪かった。警察では双方の運転者から事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べている。