日本時間2014年7月15日午前0時15分、スペース Xは低軌道衛星で通信サービスを提供するオーブコム社の通信衛星『ORBCOMM OG2』6機をファルコン 9ロケットで打ち上げた。
米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から、現地時間の7月14日午前11時15分に打ち上げられたファルコン 9ロケットは、打ち上げから165秒後に第1段切り離し、46秒間の第2段エンジン燃焼の後、衛星6機を軌道への展開を開始した。打ち上げからおよそ15分で6機の衛星は高度およそ640キロメートルの目的の軌道にすべて投入され、打ち上げは成功した。
ファルコン 9ロケットによるオーブコム衛星の打ち上げは、当初5月に予定されていたが、ロケット側のバルブの不具合などが重なり、数度の延期を経て7月となった。オーブコムは、同社の第2世代通信衛星OG2を全17機ファルコン 9ロケットで打ち上げる計画となっている。OG2衛星は、オーブコム第1世代の衛星OG1よりも通信速度が2倍に向上し、今回打ち上げの6機は1日8時間程度のサービスを提供するという。