MASの再建計画、株主カザナとマレーシア政府が協議開始

エマージング・マーケット 東南アジア

アムステルダム発のマレーシア航空(MAS)MH17便がウクライナ上空で撃墜されたことで、さらに再建が厳しくなったMASだが、筆頭株主である国営投資会社のカザナ・ナショナルとマレーシア政府が再建に向けた話し合いを始めた模様だ。

英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」が報じたところによると、過去数週間にわたり、カザナは政府と数回会合を行っている。また関係筋によると来週にも何かしらの発表がある可能性がある。MASはブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)主市場からの上場廃止を行うと見られている。政府からの許可も得られる見通しで、カザナは残りの株を買収する計画だ。カザナは現在69.4%を保持している。

他の関係筋によると、MASは第3者に買収されるもしくは倒産するよりも、上場廃止し私企業化することを望んでいるという。

一方でMAS子会社のマレーシア・エアロスペース・エンジニアリング(MAE)は、インドにおける整備・修理・点検(MRO)の合弁事業から撤退すると見られている。

2013年通年決算において、MASの売り上げは前年比9.9%増加の151億2,120万リンギとなったものの、純損失は前年比で2.7倍となる11億7,369万リンギに拡大した。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、8月7日)

《広瀬やよい》

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