【ジャガー XFR 試乗】力みなぎる走りの味付け…島崎七生人

試乗記 輸入車
ジャガー・XFR
ジャガー・XFR 全 6 枚 拡大写真
ジャガー『XF』のフラッグシップに置かれた『XFR』。同じ試乗会で試すことができた『XJR』とは、スーパーチャージド5リットルV8のパワートレインは共通だが、スペック自体はXJRに一目置いて、510ps/625Nmに設定されている。

とはいえ、その走りは“R”らしく力みなぎるものだ。XJRがクラス感に照らしジェントルなのに対し、こちらは『Fタイプ クーペ』の4ドアサルーン版…とでもいおうか。エンジンの存在感が増し、アクセル操作に対し、よりキレ味の鋭いパワー感を味わわせてくれる。

乗り味も決してゴツつかないが、スポーツサルーン的に、無駄な挙動を削いだもの。とはいえデリケートなステアリングフィールが残されているのがジャガーらしい。ステアリングホイールも、いたずらにグリップを太くしたり、凝った形状にしていないところに好感がもてた。

外観では専用のバンパー、エアロ形状を採用。けれどボディとの一体感がありスマートな仕上がりだ。XFについては2015年モデルが発表され、仕様でいうとボディ&インテリア色の変更、後部エンブレムの変更(リーバーロゴにJAGUARの文字が加えられた)などが実施された。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★


島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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