フランスの高級スポーツカーメーカー、ブガッティは8月16日、米国で開催中の「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」において、『ヴェイロン16.4グランスポーツ VITESSE』の「1オブ1」を初公開した。
同車は、世界最速のオープンカー、ヴェイロン16.4グランスポーツ VITESSEのワンオフモデル。富裕層が多く集まるペブルビーチ・コンクール・デレガンスで、究極のワンオフモデルを初公開している。
車名の「1オブ1」とは、ワンオフモデルの意味。外観は、ブラックのボディカラーを基本に、フロントグリルの縁取りやボンネット、エンジン周辺などを、イエローで仕上げた。フロントグリルは、近づいて見ると、「PL」の文字の組み合わせと分かる。これは、注文主のイニシャル。室内も、ステッチなどにイエローを使用。
なお、このカラーリングは、ブガッティ伝説の名車、『タイプ41Royale』、『タイプ55』、『タイプ44』などに見られた手法。ブガッティの伝統を、今に再現したワンオフモデルとなる。
パワートレインに変更はない。4個のターボチャージャーで過給される8.0リットルW16気筒ガソリンエンジンは、最大出力1200ps、最大トルク153kgmを発生。0‐100km/h加速は2.6秒、最高速は408.84km/hと、世界最高峰のパフォーマンスを実現している。
