自動車研究所など、リチウムイオン電池の生産を計画…マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

来年第1四半期までにマレーシアにおいて、電気バスや電気自動車、エネルギー貯蔵のためのリチウムイオン電池のプロトタイプが生産される見通しだ。ザ・スターが報じた。

このプロジェクトはマレーシア自動車研究所(MAI)と輸送ロジスティクスのARCAコープ、豪州系オートCRC、豪州のスインバンの共同で実施され、市場で最もエネルギー密度の高いバッテリーを開発する。ARCAコープは4年間で2億リンギ以上を投資する予定。

MAIのマダニ・サハリ最高責任者は、世界全体でリチウムイオン電池の生産者は多く存在しているわけではなく、マレーシア市場向け、または輸出向けのリチウムイオン電池の製造に向けて調査を行っている。プロトタイプの試験運用が成功すれば、生産規模を拡大させる予定。

リチウムイオン電池を搭載した電気バスは2015年第2四半期にプトラジャヤとケダ州ランカウイ島において運行を開始する見通しだ。

新国家自動車政策(NAP)では2018年までに自動車価格を引き下げ、マレーシアをエネルギー効率の様自動車のハブとすることが目標の1つに掲げられている。

千田真理子

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