マレーシア、「中所得国から抜け出せないのは制度の問題」…英紙ブログ

エマージング・マーケット 東南アジア

米コーネル大学のエコノミスト、プラサド氏は英フィナンシャル・タイムズのブログに「英国から独立後57年を経てマレーシアが中所得国のままなのは、政治・金融機構が未熟のため」との主張を投稿した。

プラサド氏は元英領のうちシンガポールと香港を成功例として引き合いに出し「政治による統治、金融市場の開発を問わず、質の高い制度、機構の存在が大きな差を生む。シンガポールなどは信頼に足る制度の構築に努力を払い、成長、投資を管理した」と述べた。

同じブログでケンブリッジ大学エコノミストのハジュン・チャン氏は、マレーシアは外国投資を受け入れたが、中所得国から抜け出せないと指摘。「開放したから成功とはならない。日本や韓国は当初、国内産業を保護したが、輸出競争力が高まれば保護障壁を下げる意図が常にあった」とした。
(マレー・メイル、9月1日)

小栗 茂

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  6. 【ヤマハ WR125R 試乗】“セロー・ロス”の受け皿になる!? 戦闘力、包容力の高さにロングセラーの予感…青木タカオ
  7. ポルシェ『カイエン』新型、新世代のデジタルコックピットとAI音声操作を搭載
  8. 日産エクストレイル”ROCK CREEK“の魅力を人気インフルエンサー・あずあずが語る!PR
  9. 15年の沈黙を経て...アウディ『RS6 セダン』、デジタルで先行復活!
  10. 「初代エンブレム エモい」ホンダ『ステップワゴン』が30周年! 特別仕様車にSNSで感動の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る