ルノー キャプチャー ルシヨンは“オレンジの靴ひも付きスニーカー”…アクティブな人に

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ルノー・キャプチャールシヨン(手前)と、カタログモデルのキャプチャーインテンス(奥)
ルノー・キャプチャールシヨン(手前)と、カタログモデルのキャプチャーインテンス(奥) 全 16 枚 拡大写真

ルノー・ジャポンから発売された『キャプチャー』の限定車、『キャプチャールシヨン』の最大の特徴は、ルーフをオレンジに塗られた2トーンのボディカラーだ。

キャプチャーはカタログモデルとして、現在7色のボディカラーを用意しており、上級グレードのインテンスではルールカラーがホワイト、ブラックのどちらかが選べるようになっている。

そして、今回の限定車では、ブラックとホワイトボディカラーに対し、ルーフカラーをオランジュルシヨン(オレンジ)という設定にした。同社マーケティング部チーフプロダクトマネージャーのフレデリック・ブレンさんによると、「(カタログモデルは)オレンジ/(ルーフ、以下同)アイボリー、ブルー/アイボリーや、ブルー、イエローなどビビットでちょっと派手なカラーリングがある一方、大人にも乗ってもらいたいので、茶色/アイボリー、アイボリー/ブラックなど、ユーザー層を幅広くとらえ選定した」という。

それに対して、今回導入したルシヨンのカラーリングは、「キャプチャー史上初めての限定車となるクルマなので、フランスのプロヴァンス地方で最も美しい村のひとつであるルシヨン村という、フランスにちなんだネーミングとともに、インパクトのあるカラーの組み合わせにした。やんちゃな派手さがなく、シックにも見えるだろう」と述べ、仕上がりに自信を見せる。

ルシヨンのターゲットは、「アクティブな人。都会的、あるいは都会に住んでいて、軽井沢などにテニスやスキーに行く。あるいは自分が住んでいるマンションにジムがあって、雨の日でもそこに行って走ったりするようなイメージの人だ」とブレンさん。

そういったターゲットから見てルシヨンは、「オレンジの靴ひも付きのスニーカーに見えるだろう」と話す。

ブレンさんは今後、「フランスで販売されているが、日本にはないカラーの導入を、限定台数で今回の動向を見極めながら考えていきたい」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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