国立天文台、銀河同士の衝突後にガスの円盤構造を持つ銀河が作られることを確認

宇宙 科学
電波望遠鏡で観測した衝突銀河のガスの分布(出典:国立天文台)
電波望遠鏡で観測した衝突銀河のガスの分布(出典:国立天文台) 全 1 枚 拡大写真

国立天文台は、アルマ望遠鏡をはじめとする電波望遠鏡を使って、37の衝突銀河の観測によって、銀河同士が衝突した後、高い確率でガスの円盤構造を持つ銀河が作られることを初めて確認した。

今回の発見は、天の川銀河のような円盤銀河の起源に迫る、重要な成果となる。

国立天文台で研究を行う植田準子氏(日本学術振興会特別研究員)が率いる国際研究グループは、衝突の最終段階にある37個の銀河における分子ガスの分布を、世界中の電波望遠鏡の観測データを使って調査した。分子ガスが放つ電波を検出できた、30個の衝突銀河のうち、24個の衝突銀河で、分子ガスが円盤状に回転していることを突き止めた。

このうちの半分は、銀河中心部の星の集合体よりも大きく広がったガス円盤を持っていることも分かった。ガス円盤の中で将来的に多数の星が作られると、結果的にこれらの銀河は星とガスの円盤を持つ円盤銀河に進化していくと考えられる。

今回の研究成果は、8月発行の米国の天体物理学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル・サプリメント」に掲載された。

《レスポンス編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  2. トヨタ『ハリアー』次期型はプレミアムSUVに進化!? RAV4、クラウンとの差別化どうなる?
  3. ホンダ『フリード』は次の改良でどう進化?「クロスター BLACK STYLE」登場か
  4. 日産『キックス』新型にアウトドア仕様の「ROCK CREEK」12月発売へ…348万5900円から
  5. マクラーレン、2028年市販の新型スーパーカーをプレビュー…伝説の「マクラーレンF1」以来のMT搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  3. 日立エナジー、空飛ぶクルマ向け電力インフラ整備へ…Eve Air Mobilityと覚書締結
  4. ams OSRAM、CMOSイメージセンサー事業を米インディー・セミコンダクターに売却…AIフォトニクス・ARに集中
  5. マクラーレン、2028年市販の新型スーパーカーをプレビュー…伝説の「マクラーレンF1」以来のMT搭載
ランキングをもっと見る