フスニ・ハナズラ第2財務相は、5.0-5.5%と予想していた今年の国内総生産(GDP)成長率予想を5.5-6.0%に上方修正すると発表した。今年上期の成長が好調であったことから、通年の成長率を引き上げ。今年第1四半期のGDP成長率は6.2%、第2四半期は6.4%だった。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
第2財務相は、政府が推進している経済改革プログラム(ETP)が経済成長に貢献したと指摘。国際通貨基金(IMF)が世界経済は来年成長すると予想していることから、国内経済への好影響が期待できるとした。
10月に上程が予定されている2015年度予算については、現在政府が最終調整を行っているとコメント。経済をより強固にするような内容となると述べた。また、より多くの労働者を高収入層へと押し上げるための取り組みが盛り込まれているとした。また、貧富の差の解消や生活費上昇の対策、民間消費や投資の促進などの課題への対策が盛り込まれることになると語った。