韓国のサンヨン(双竜)自動車は10月2日、フランスで開幕したパリモーターショー14において、コンセプトカーの『XIV-アドベンチャー』を初公開した。
サンヨンは2011年9月、フランクフルトモーターショー11にコンセプトカーの『XUV1』を出品。その後、2012年3月、ジュネーブモーターショー12では、コンセプトカーの『XIV-2』を初公開した。
パリモーターショー14でワールドプレミアされたコンセプトカー、XIV-アドベンチャーは、同時に発表されたXIV-エア同様、一連のコンセプトカーの発展形。Bセグメントに属するプレミアムCUV(クロスオーバー・ユーティリティ・ビークル)の提案で、車名のXIVは、エキサイティングユーザー・インターフェイス・ビークルを意味する。
XIV-アドベンチャーは、全長が4195mm、ホイールベースが2600mm。XIV-エアはオープンボディのSUVだが、このXIV-アドベンチャーは、一般的なクローズドボディ。ルーフキャリアやバンパーガードなどが装備され、テーマの「冒険」が表現された。室内は、ドライバー重視の空間。7個のエアバッグやESPなど、安全装備も充実させた。
搭載エンジンは、1.6リットル直列4気筒のガソリンとターボディーゼル。トランスミッションは6速MTと6速AT。欧州で重視されるCO2排出量は、最も低い仕様で110g/kmに抑えた。排出ガス性能は、欧州のユーロ6を満たす。
なお、サンヨンは、このXIV-アドベンチャーの市販版を、2015年に『X100』の名前で投入する予定。同社は、「アクティブなライフスタイルの都市在住者にとって、理想的な車」と説明している。