【CEATEC 14】ドライバーのやりたいことを“先読み”! 三菱電機がデモ

自動車 ビジネス 国内マーケット
ハンドルの左上側に3つのボタンを搭載
ハンドルの左上側に3つのボタンを搭載 全 3 枚 拡大写真
 三菱電機は自動車向けに開発する「簡単操作インターフェース」のプロトタイプを一般の展示会で初めて披露。ユーザーの次の操作を先読みして表示する「先回りエージェント」の機能などを紹介している。

 ブースで紹介されている「簡単操作インターフェース」は同社が2月にプレスリリースを行ったもので、一般向けの展示会では初めて公開された。会場では簡単操作インターフェースを搭載した運転席型のプロトタイプによる体験展示を行っている。

 特徴的な機能の一つが、ドライバーの操作を機器が先読みして表示する「先回りエージェント」だ。フロントパネルのホーメニュー、およびヘッドアップディスプレイには、ドライバーの操作履歴や運転履歴の情報をもとに、常時上位3件の候補を表示。ハンドルのグリップ部分にある3択ボタンで選びながらメニューが操作できる。上位の3件に操作が表示されていなくても、ハンドルの下側に設けられているナビゲーション/エアコン/音楽再生/電話の4つのメイン機能を示すボタンを操作しながら、さらに機能を絞り込んでいける。

 音声操作による入力にも対応している。先回りエージェントでも候補が絞り込みづらいときには、実行したい機能のボタンを長押ししてから、音声ガイダンスに従って実行したい内容を音声入力操作から一発で呼び出すこともできる。

 フロントガラスに当たる部分には17.2型の画面を3.3先に表示するヘッドアップディスプレイを搭載。日中でも十分に視認性の高い13000カンデラ以上の高輝度表示に対応して、ドライブの安全性を確保している。

 三菱では同技術を中心としたサービスを2018年以降に事業化していく目標を示している。展示スタッフによれば「三菱自動車の車に限らず、引き合いをいただければ国内外の様々な車メーカーに向けてオープンに提供していきたい」という。

【CEATEC 2014 Vol.31】ドライバーのやりたいことを“先読み”!三菱がデモ

《編集部@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  2. ルノー『ルーテシア』新型、新デザインで大胆チェンジ…IAAモビリティ2025
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. 「マットブラックのカタナ、ええやん…」幻の『黒いKATANA』サプライズ公開に、SNSでも「発売したりして?」と期待の声
  5. 「バイクで町おこし」埼玉県小鹿野町に750台が集結、ヤマハがライダー向け「カフェ」提供
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る