ZMP、自動運転・高度運転支援システム実験用の車載大電力バッテリシステムを発売

自動車 ビジネス 企業動向
ZMP PowerUnit Z
ZMP PowerUnit Z 全 3 枚 拡大写真

ZMPは10月8日、自動運転・高度運転支援システム実験用の車載大電力バッテリシステム「ZMM PowerUnit Z」の販売を開始した。

自動運転や高度安全運転支援の研究開発では、センサやそのデータを処理するPCなどで大きな電力を消費する。たとえば、高度な画像処理を高速で行えるGPUを備えたPCは300~400Wの電力を消費し、外界のセンシングに使用するレーザスキャナを4台搭載すると、80Wの電力が必要になる。

一方で、車両のバッテリから取れる電力は、180W(15A)程度で、データロガーと消費電力の小さいセンサへの電源供給にとどまり、センサ、カメラと処理用のPCなどを揃えると足りなくなってしまう。

新製品は、12V、105Ah(標準品)のバッテリとインバータ、DCコンバータで構成、全体で700W供給可能な電源が車両内に用意できる。トランクルーム等に製品を設置し、PCやディスプレイ、センサなど、機材を接続するだけ。電圧変換器やACアダプタ、配線などを車両に引き回す必要はなく、スムーズな実車実験が可能となる。

価格は86万4000円。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 晴れた日の洗車が愛車を傷つける! “夏洗車”の落とし穴と対策~Weeklyメンテナンス~
  5. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る