【カーオブザイヤー14 選考コメント】みんなのカーライフをもっと幸せにしてくれそうな マツダ デミオ…吉田由美

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マツダ デミオ
マツダ デミオ 全 6 枚 拡大写真

今年、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」初参戦の私。今までは選考委員の点数配点を見て、「私なら…」と思うこともしばしば。しかし、自分が選考する立場になって、選ぶ基準の難しさを痛感しました。

当然ですが、視点を変えるとクルマ選びも大きく変わります。これまで私は、基本的に自分中心の「I」というクルマ選びでしたが、「日本カー・オブ・ザ・イヤー」では「WE」のクルマ選びをしよう、と。そして、これまで通り、「今年らしいクルマを選ぶ」という2つの柱が私の「カー・オブ・ザ・イヤー」の選考基準です。

当初、「今年のイヤーカーは『Cクラス』か『i3』のどちらか」を選ぼうと思っていました。Cクラスは完成度の高さ、最新の安全装備を搭載しているし、一方のi3は、個性的なデザインはもちろん、コンセプトからドライブフィールまで、何から何まで目新しい、まさに革新的なクルマ。この2台は、どちらも甲乙つけがたい…。

そんな中、ラストスパートをかけたのは、その2台ではなく私の中では3番手だった『デミオ』でした。

デミオは、プロトタイプを伊豆サイクルスポーツセンターで、その後、市販モデルを箱根で試乗。特にディーゼルモデルがファーストインプレッション、セカンドインプレッション共に好印象でした。しかし、他のクルマは長期間試乗をしているのに、デミオだけは私のプライベートに寄り添って試乗していないことを不安に思いつつ…。

このところ評価の高いマツダのデザインと、マツダを象徴する「ソウルレッド」、そしてオフホワイトのレザーシートはお洒落感満点。コンパクトカーで質感も高く、お洒落なのにリーズナブル価格、もちろんマツダの「スカイアクティブ技術」を盛り込んで、燃費の面でも走りの面でも頑張っているメイドイン・ジャパンのクルマ「マツダ デミオ」が、多くの人のカーライフをもっと幸せなものにしいて欲しいという期待を込めて、デミオに10点入れました。

…でも本当は、全部のクルマを応援したいのですが。

マツダ『デミオ』:10点
メルセデスベンツ『Cクラスセダン』:5点
BMW『i3』:5点
スズキ『ハスラー』:4点
トヨタ『ヴォクシー/ノア』:1点

吉田由美|カーライフ・エッセイスト
短大時代からモデルを始め、国産メーカーのセーフティドライビングのインストラクター経て2000年に「カーライフ・エッセイスト」に転身。クルマまわりのエトセトラについて独自の視点で自動車雑誌を中心に、テレビ、ラジオ、web、新聞、トークショー、講演会などで広く活動中。3つのブログを展開し、中でも「なんちゃってセレブなカーライフ」は1日約20万アクセスの人気を誇る。

《吉田 由美》

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