小田急、向ヶ丘遊園モノレールのディスプレイモデル発売

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向ヶ丘遊園モノレール線500形のディスプレイ専用モデル。京商の協力を得て今回初めて模型化されることになった。
向ヶ丘遊園モノレール線500形のディスプレイ専用モデル。京商の協力を得て今回初めて模型化されることになった。 全 3 枚 拡大写真

小田急電鉄はこのほど、向ヶ丘遊園モノレール線の500形電車を再現したディスプレイ専用モデル「小田急電鉄モノレール500形・2両セット」を発売すると発表した。

向ヶ丘遊園モノレール線は、川崎市多摩区内にある小田急小田原線の向ヶ丘遊園駅から向ヶ丘遊園正門駅までの1.1kmを結んでいたモノレール。1966年に開業し、2000年の休止を経て2001年に廃止された。

機種は米航空機メーカーのロッキードが開発したモノレール(ロッキード式モノレール)を採用。コンクリート桁の上に鉄のレールを設置し、鉄車輪の電車がまたがって走行する構造になっていた。車両はロッキード式モノレールの実験線で使われていた試験車(2両編成1本)を転用し、500形として導入した。

小田急によると、500形は複雑な前面形状と金属感のある車体の表現が難しいことから、これまで模型化されていなかった。今回は自動車の精密なスケールモデルの設計・塗装のノウハウを持つ京商の協力により、初の模型化が実現したという。

500形セットの発売額は7560円。ディスプレイ用のレールと専用橋桁が付く。10月18日から小田急グッズショップ「トレインズ」の新宿店で先行発売するほか、18・19日に開催されるイベント「小田急ファミリー鉄道展2014」の会場でも発売。24日以降はトレインズ各店舗で順次販売する予定だ。インターネットショップ「オンライントレインズ」では10月11日から事前予約を受け付けている。

このほか、2009年に商品化した「Bトレインショーティー1000形(通常色・赤色)」(2550円)も販売の要望が多かったとして、500形セットと同時に再販売する。

《草町義和》

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