米国の自動車大手、フォードモーターは10月13日、米国ミシガン州のディアボーン工場に、850名を追加雇用すると発表した。
今回の追加雇用は、ディアボーン工場において、新型フォード『F-150』の生産を開始するのに伴うもの。F-150は、米国のベストセラー車、フォード『F-シリーズ』の中核車種。新型は高い需要が見込まれることから、フォードモーターは追加雇用によって、増産に乗り出す。
新型フォードF-150は2014年1月、デトロイトモーターショー14で発表。新型のハイライトは、大幅な軽量化。高張力スチール製フレームに、航空機にも採用されるアルミ素材を使った車体を組み合わせることで、先代比で最大およそ320kgもの軽量化を果たした。
新型F-150のパワートレインは、ガソリンエンジン4種類。5.0リットルV型8気筒や3.5リットルV型6気筒などに加えて、「2.7エコブースト」が新登場。先代F-150には、「3.5エコブースト」が用意されていたが、新型ではさらにダウンサイジングを進め、新開発の2.7リットルユニットを設定。
フォード・ジ・アメリカズのジョー・ハインリッチズ社長は、「顧客の新型F-150に対する期待は高まっている。そこで850名を追加雇用し、需要に合わせることにした」とコメントしている。