フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは10月17日、『ジェッタ』と『ニュービートル』に不具合があるとして、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)に、リコール(回収・無償修理)を届け出た。
今回のリコールは、サスペンション部品の不具合が原因。フォルクスワーゲンオブアメリカによると、追突事故などで、リアサスペンションのトレーリングアームが損傷した場合、これを修理しないと、トレーリングアームが突然折れる可能性があるという。
リコールの対象になるのは、2011-2013年モデルのジェッタ40万0602台と、2012-2013年モデルの『ニュービートル』(カブリオレを含む)4万1663台。米国で販売された合計44万2265台が該当する。
フォルクスワーゲンオブアメリカでは、対象車のリアサスペンションを点検し、トレーリングアームが損傷していた場合、これを補強するリコール作業を行う予定。
なお、フォルクスワーゲンオブアメリカは、「この不具合による事故、負傷者の報告はない」と説明している。