10月26日、「ランチアランチ」が、生誕30周年の『テーマ』をフィーチャーして富士研修所(静岡県裾野市)にて開催された。主催はランチアクラブジャパン。共催はランチアテーマオーナーズクラブ。
毎年秋に開催されているランチアランチ。今年も100台近いランチアが会場に集合した。
特に今回は、テーマをフィーチャーし、25台が集結。フェーズ1からフェーズ3まで様々なバリエーションが集まっていた。
ジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたランチアテーマは、1984年にランチアのフラッグシップとしてデビューした。TIPO4プロジェクトとして開発されたクルマで、兄弟車としてフィアット『クロマ』、アルファロメオ『164』、サーブ『9000』がある。
フェーズ1は4気筒8Vと同ターボ、PRVのV6エンジンでデビュー。後にディーゼルが追加。また、フェラーリ『308クワトロバルボーレ』のエンジンをデチューンしてフロントに搭載した『テーマ8・32』も登場する。ほぼ同時期にピニンファリーナがデザインしたワゴンも発売された。
マイナーチェンジしたフェーズ2はカロッツェリアIDEAが担当。ライトが4灯になったほか、ローズウッドの木目張りがされるなど豪華さを向上させた。
フェーズ3はバンパー形状などが変更され、1994年まで生産され終了した。