マレーシア・クランタン州、女性勤労者へのスカーフ着用義務づけ強化

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
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イスラム原理主義政党の汎マレーシア・イスラム党(PAS)が政権を握るクランタン州でイスラム教徒の女性に対して商業施設においてトゥドン(イスラム女性が髪を隠すためのスカーフ)の着用を義務づける風俗取締を強化した。

これを巡って同州野党などから批判の声が上がっている。

クランタン州当局は、市場やスーパーやハイパーマーケット、飲食店などの商業施設において髪の毛を隠さなかったり、タイトな服装をして勤務する女性に対して、最大で500リンギの罰金を科す制度を導入しており、今年9月から取り締まりを強化した。非イスラム教徒の経営者の店舗でイスラム教徒の従業員が違反した場合、非イスラム教徒であっても経営者も罰せられることとなる。

コタバル市議会のノル・アザリザ青年・女性・イスラム開発委員長によると、苦情が寄せられたため罰則を導入した。9月からこれまで34人が罰せられた。

広瀬やよい

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