三菱商事、長江実業と航空機リース事業で提携…合弁会社を新設

航空 企業動向

三菱商事は、子会社で航空機リース事業を行う社MCアビエーション・パートナーズ(MCAP)が長江実業(集団)と、航空機リース事業の合弁会社を新設することで合意した。

合弁会社の出資比率は、長江集団が60%、MCAPが40%。今回の合意に基づき、MCAPが管理する航空機約100機のうち、15機をMCAPから合弁会社に譲渡する。

合弁会社の主要拠点は、航空機ファイナンス・リース事業のハブ拠点である香港とアイルランドに置き、航空機新規取得・リース・売却に関する案件の選定・紹介・評価などの各種サービスについてMCAPが提供する。合弁会社は金融機関によるシンジケート団を通じた外部資金も調達する。

長江実業は、香港証券取引所に上場する香港財閥企業で、不動産・電力・インフラを始め、多岐にわたる事業を世界52カ国で展開している。長江実業では、景気変動との相関が比較的小さく中長期的に安定収益が見込める航空機リース資産への投資に積極的で、航空機リース事業でノウハウを持つMCAPと提携して航空機リース資産を大きく積み増す考え。

三菱商事とMCAPは、航空機リース事業の成長戦略として、第三者資金の活用と、第三者保有航空機に対するマネジメントサービスの強化に取り組んでいる。今回、長江実業との合弁事業を通じて規模を拡大しながら、資本効率重視の事業成長を目指す。

《レスポンス編集部》

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