ロンドン・スタンステッド空港は11月5日、鉄道インフラを管理する「ネットワーク・レール」に対し、空港アクセス鉄道の高速化に向けた決意とビジョンを明確に打ち出すことを求める談話を発表した。
スタンステッド空港駅は、ロンドン方面の「スタンステッド・エクスプレス」と、ケンブリッジ・レスター・バーミンガム方面の「クロスカントリー」が乗り入れている。空港トップのアンドリュー・ハリスン氏は「ネットワーク・レールが4日に発表した提案は、空港利用者・通勤者に目的地までの所要時間短縮を提供するために必要な決意とビジョンに欠けている」と不満を示した。
ハリスン氏は「同じロンドン近郊のヒースロー空港やガトウィック空港と異なり、スタンステッド空港は空港処理能力の余剰が存在するので、今後成長する余地が大いにある」と主張し、同空港の可能性を引き出すプランの提示を求めている。