ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェは11月10日、10月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万5820台。前年同月比は18.1%増と、引き続きプラスを維持した。
市場別実績は、欧州が回復傾向。欧州では10月、6019台を販売。前年同月比は35.5%増と、7か月連続で前年実績を上回った。このうち、地元ドイツは2396台を売り上げ、前年同月比は33.7%増。7か月連続で前年実績を超えている。
また、米国は前年同月比2.9%増の3667台と、9か月連続で増加。単一国としては、2か月ぶりに中国から最量販市場の座を奪回した。その中国の10月実績は、3429台。前年同月比は16.3%増で、5か月連続で増加した。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東は、12.7%増の5410台と、4か月連続のプラス。
2014年1-10月実績を車種別で見ると、『カイエン』が引き続き好調。『パナメーラ』もおよそ2万台と支持を集める。
ポルシェの2014年1-10月世界新車販売は、前年同期比14%増の15万1500台。同社のベルンハルト・マイヤー営業&マーケティング担当取締役は、「『911カレラGTS』や『カイエンGTS』を追加し、魅力的なスポーツカーのラインナップを拡大した」と語っている。