韓国のヒュンダイモーター（現代自動車。以下、ヒュンダイ）は11月3日、10月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は42万9346台。前年同月比は1.9％増と、2か月連続で前年実績を上回った。
海外では10月、37万1243台を販売。前年同月比は2％増と、2か月連続のプラス。その内訳は、海外生産分が7.6％増の26万6350台と、2か月連続で増加。輸出分は10万4893台で、前年同月比は9.9％減と、2か月ぶりに前年実績を下回る。
海外では、米国での新車販売が、減少に転じた。10月実績は、5万0081台にとどまる。前年同月比は6.5％減と、7か月ぶりに前年実績を下回った。
主力中型セダンの『ソナタ』が失速。新型効果が息切れし、10月は前年同月比21.7％減の1万5563台と、8か月ぶりの前年実績割れ。新型に切り替わったSUVの『サンタフェ』シリーズは、前年同月比7.6％増の8817台と、13か月連続のプラス。一方、小型車の『エラントラ』は、5ドアハッチバックの『エラントラGT』と2ドアクーペを含めて、1万2758台にとどまった。前年同月比は14.7％減と、8か月連続のマイナス。
地元韓国の新車販売も、回復傾向。10月の韓国新車販売は5万8103台で、前年同月比は1％増と、10か月連続で前年実績を上回った。新型サンタフェ効果で好調だったSUVは、10月は9.1％減の1万1063台と、5か月連続の前年実績割れ。
一方、バスやトラックを含む商用車は、前年同月比1％増の1万5860台と、5か月連続で増加。乗用車は5.1％増の3万1180台と、2か月連続で前年実績を上回っている。
ヒュンダイの2014年1-10月世界新車販売は、404万6299台。同社の2013年の世界新車販売台数は、前年比7.3％増の472万1156台だった。
