【ポルシェ マカン 発売】日本サイズの小型SUVで新市場の開拓へ

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ポルシェ・マカン
ポルシェ・マカン 全 8 枚 拡大写真

ポルシェジャパンは、ポルシェ初のコンパクトSUV『マカン』を発売した。2月から予約注文を受け付けており、10月末時点で約1500台のオーダーが入っているという。

「これはポルシェが日本マーケットにおいて、最も成功を収めているスポーツカーブランドであると認知され、その高い性能と品質がユーザーから信頼を勝ち得ている証であるといえるだろう」と話すのは、同社代表取締役社長七五三木敏幸氏だ。

「コンパクトSUVであるマカンのサイズは日本の道路事情によりマッチしたもので、デザインとパフォーマンスの両面においてもポルシェのDNAを受け継いだ、一切の妥協のないクルマだ」とコメント。

そして、「我々ポルシェジャパンでは全く新しい5番目のモデルレンジであるこのマカンを、日本におけるポルシェの新しい顧客層を開拓し、更なる伸長を続けるための大きなステップと確信している」と述べる。

2014年のポルシェの新車登録台数は3797台(10月末JAIA調べ)。同時点の比較では3742台と1.5%増である。「昨年の年間台数は4869台で、今後、このマカンが販売及び受注に大きく貢献することを考えると、通年では初めて5000台が視野に入ってくる。来年度はこのマカンがフルに販売台数に寄与するので、更に大幅な成長を見込んでいる」と期待を語る。

ポルシェジャパン執行役員営業部長兼マーケティング部長の牧野一夫氏は、「マカンの販売割合は単純には全体の3割程度と見込んでおり、台数としても期待をしている。しかし、ブランドを支えるにはスポーツカーを売らないとポルシェらしくないので、主軸はあくまでもスポーツカーだ。スポーツカーは忘れずに、そこにマカンを上乗せして売っていくことになる」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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