馬セランゴール州の混乱、同州与党支持率低下に影響…国民戦線には影響なし

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
マレーシア(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

マラヤ大学民主主義・選挙センター(UMCEDEL)はセランゴール州で実施した最新の調査結果を発表。マレーシアサン・インサイダーが報じた。

セランゴール州の回答者が、州政府で起きた混乱が、同州与党である人民正義党(PKR)と汎マレーシア・イスラム党(PAS)の支持率低下につながると考えていることがわかった。

最も支持率が低下するとの回答率が高かったのはPKRだった。民族別ではマレー系の52%が、PKRの支持率低下につながると回答。中国系では46%、インド系では45%となった。2番目に回答率が高かったのはPASで、中国系の43%、マレー系の42%、インド系の41%が支持が低下すると回答した。また民主行動党(DAP)についてはマレー系の34%、中国系の28%、インド系の26%が支持率を低下すると答えた。

一方で同州野党・国民戦線(BN)に関しては支持率が低下しないとの回答率が最も高く、マレー系の53%、中国系の46%、インド系の45%が支持率は低下しないと答えた。

セランゴール州では、聖書の押収事件や不透明な高速道路建設事業などを巡り、セランゴール州のカリド・イブラヒム元首相が事実上、所属政党の人民正義党(PKR)から解任され、カリド氏を支持する汎マレーシア・イスラム党(PAS)の間で対立が深まる事態となった。

結局、同州スルタンから指名を受けたPKRのアズミン・アリ氏が後任首相に就任。そのような事態がPKRとPASの支持率低下につながったと見られている。調査は、アズミン・アリ新首相が就任した後に実施された。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  6. VW、自信を取り戻した欧州の巨人…IAAモビリティ2025
  7. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  8. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  9. トヨタ、新プロジェクト予告…センチュリーやダイハツなど5ブランドが参画
  10. まずは街で最適解を出す! ダンパー減衰の基礎と“曲がる・止まる”が変わる実践チューニング~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る