【ハイウェイテクノフェア14】目視点検が困難なエリアにラジコンヘリや球体ロボット…実証実験すすむ

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NEXCO東日本の「球体型スキャニングロボット実証実験」(ハイウェイテクノフェア2014)
NEXCO東日本の「球体型スキャニングロボット実証実験」(ハイウェイテクノフェア2014) 全 16 枚 拡大写真

高速道路の最先端技術を展示するハイウェイテクノフェア2014(東京ビッグサイト、11月20・21日)では、道路点検や災害状況の把握に貢献する無人航空機や空中俯瞰撮影システム、球体型スキャニングロボットなど、各社の試みが展示された。

首都高グループの首都高技術(東京都港区)は、「無人航空機による道路構造物点検機器の開発」を展示。プロペラが4機付いたラジコンヘリで、「GPSによる自律航法システムで安定した飛行ができる。ラジコンと同じくプロポで操縦し、構造物に接近し空中停止(ホバリング)して撮影可能」と同社はいう。デモ展示では、カメラ搭載部分にGoProの「HERO3」が設置されていた。

ネクスコ東日本エンジニアリング(東京都荒川区)などは、完全自律飛行型無人飛行体(UAV)の可能性を紹介。カナダのAeryon社製UAVシステム(エアビークル、ベースステーション、タブレットなど)を採用し、「目視では発見しづらい構造物の点検、老朽化の早期発見、さらには災害時の早期復旧へ向けた俯瞰撮影などに活用していく」(同社)という。

またNEXCO東日本は、FLYABILITY社製のGimballを採用した「球体型スキャニングロボット実証実験」を先行展示。「ラジコンヘリなどと違って、衝突などで対象物が損傷することを防げる。また対象物と接触しながら撮影できるため、至近距離での撮影も可能」と同社。実証実験事例として、検査路がないRC床版下面や、履工アーチ部での実機を使用した検査が紹介されていた。

《レスポンス編集部》

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