【ホンダ グレイス 発表】HVセダントップ燃費達成、トヨタとの競争「頑張る」

自動車 ニューモデル 新型車
ホンダ グレイス
ホンダ グレイス 全 14 枚 拡大写真

ホンダが12月1日に発売した新型ハイブリッドコンパクトセダン『グレイス』は、1.5リットルアトキンソンサイクルエンジンにスポーツハイブリッド「i-DCD」との組み合わせにより、ハイブリッドセダントップとなる34.4km/リットルの低燃費を実現している。

開発責任者を務める本田技術研究所の広瀬敏和主任研究員はグレイスの燃費について「そもそもi-DCDの燃費へのポテンシャルが高い部分に加え、空力を含めた走行抵抗が『カローラ(ハイブリッド)』よりも良い」と説明する。

だがホンダには、2013年9月に発売した『フィット ハイブリッド』で当時、世界最高水準の低燃費を実現したものの、そのわずか1か月半後にマイナーチェンジしたトヨタ自動車『アクア』にあっさりと抜かれてしまった経緯がある。

カローラハイブリッドに抜かれる可能性について広瀬氏は「あり得る」としながらも、「競争社会なので我々も頑張る」と自信を示した。

グレイスはインドやタイなど海外では『シティ』のモデル名ですでに先行販売されているが、ハイブリッドは日本だけとなっている。その理由を広瀬氏は「パワートレインは各地域に合わせて最適なものを乗せている。インドでいうとディーゼルを乗せているし、日本ではハイブリッド」と述べた。

車名に関しては「『シティ』であったり、『フィット アリア』という名前もあるが、我々は新しい5ナンバーセダンを日本に投入するという意味も込めて、今回新しいグレイスという名前を付けた」と話した。

さらに「外観デザインは全世界同じだが、日本向けはヘッドおよびリアのライトをLED化することでよりハイブリッド感を出している」ことも明かした。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る