日立オートモティブ、メルセデスベンツPHV向けにインバーターとDC/DCコンバーター納入

自動車 ビジネス 企業動向
メルセデスベンツ・S550プラグインハイブリッド ロング
メルセデスベンツ・S550プラグインハイブリッド ロング 全 4 枚 拡大写真

日立オートモティブシステムズは、メルセデスベンツ初のプラグインハイブリッド車(PHV)『S500 プラグインハイブリッド』(日本未導入車)および『S550 プラグインハイブリッドロング』向けに、小型・高出力なインバーターとDC/DC コンバーターの納入を開始した。

CO2や窒素酸化物などの削減を義務付けた環境規制は、世界規模で段階的に強化されており、PHVをはじめとする電動化車両の普及とともに、電動パワートレインにおける高効率化が求められている。それに伴い、電動化車両に搭載されるインバーターをはじめとするコンポーネントも、さらなる小型化、高出力化が求められている。

同社ではこれらの要求に応えるために、より小型で高出力なインバーターやDC/DCコンバーターなどの開発を推進。今回、同社の第2世代製品と比べ、およそ40%の小型・高出力化を実現した第3世代のインバーターと、最大効率94%を実現した高出力DC/DCコンバーターを開発した。

新製品では、従来の半導体の片面を冷却する構造から、半導体の両面を冷却する構造に変更した直接水冷型両面冷却パワーモジュールを開発。このパワーモジュールを冷却水に浸漬させる独自の冷却構造を採用することで、第2世代製品と比べ放熱性能を35%向上させることに成功し、インバーターにおける40%の小型・高出力化を実現した。

また、DC/DCコンバーターは、独自のアクティブクランプ回路の搭載と、発熱の大きいトランスやチョークコイルの低損失・高放熱構造を採用することで、最大効率94%を達成している。

《成瀬雄太@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 中古車の『ヴォクシー』『ノア』をトヨタがカスタム、「URBANATURE」シリーズ初出展へ…東京アウトドアショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る