【MINI ペースマン 試乗】クーパーD 、速くも走れる快適ディーゼルモデル…諸星陽一

試乗記 輸入車
【MINI ペースマン 試乗】クーパーD 、速くも走れる快適ディーゼルモデル…諸星陽一
【MINI ペースマン 試乗】クーパーD 、速くも走れる快適ディーゼルモデル…諸星陽一 全 6 枚 拡大写真
MINI『ペースマン』にディーゼルエンジンが搭載された。これがなかなかのマッチングを示してくれた。

MINIにはさまざまなバリエーションが用意されているが、ペースマンは2代目MINIのなかでもっともベーシックなモデルだと感じさせてくれる。新たに搭載されたディーゼルエンジンは、112馬力の2リットルユニット。ディーゼルらしい低速トルクを誇るが、クーパーSDに載せられた192馬力タイプのような筋肉モリモリなセッティングではなく、使いやすさを重視したものだ。

このエンジン、じつは上手に走るとけっこう速く走れてしまう。192馬力タイプのようにクルマが速く走ってしまうのではく、ある程度上手に走らせるテクが必要。上手にトルクに乗せながら走ること。1500~2500回転のトルクバンドを維持して走ることで気持ちよく、また速く走れるのだ。

足まわりのセッティングも固すぎず、ドライブを楽しむレベルのもの。攻めていくと、もっと固いほうが楽しいかも知れないという気持ちが生まれるが、いろいろなシチュエーションで折り合いがつけられるという面ではこのセッティングがいい。ベーシックのよさを感じられるクルマがクーパーD ペースマンだ。

今回の試乗車の標準状態での価格は341万円だが、試乗車は128万4000円のオプションが装着されていた。高額なのは18インチのタイヤ&ホイールや電動ガラスサンルーフ。これらを外した状態での試乗をしてみたいもの。たぶん、さらにいい印象を受けると思う。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★


諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  5. メルセデスベンツ初のEVワゴン、CLAシューティングブレーク新型…IAAモビリティ2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る