2014年1-11月の円安関連倒産、前年比105.5%増…東京商工リサーチ

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円安関連倒産月次推移
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東京商工リサーチは、11月の円安関連倒産をまとめた。

外国為替市場での円安進行が止まらず、12月5日には一時1ドル=121円台まで円安が進み、2007年7月以来、7年4か月ぶりの円安水準になった。

11月の円安関連倒産は21件(前年同月比16.6%増、前年同月19件)だった。日銀の追加金融緩和で円安に拍車がかかっている。政策効果で倒産は抑制されてきたが、業績回復の遅れに加え、円安によるコストアップが収益悪化を招き、一層の業績下振れが危惧される。

円安関連倒産は、2014年1-11月で累計259件(前年同期比105.5%増、前年同期126件)にのぼった。前年同期に比べて倍増で推移している。産業別では、最多が貨物自動車運送など運輸業の94件(構成比36.2%)で、人手不足により人件費アップと燃料価格の高止まりが影響した。次いで、製造業54件(同20.8%)、卸売業45件(同17.3%)、サービス業他25件(同9.6%)、小売業15件(同5.7%)と幅広い業種に広がっている。

《成瀬雄太@DAYS》

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