JARIとコベルコ科研、リチウムイオン二次電池の評価試験事業で協業

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日本自動車研究所(JARI)とコベルコ科研は、リチウムイオン二次電池の安全評価試験事業において、2014年11月1日付けで相互協力契約を締結したと発表した。

現在、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)など、次世代自動車に必要な自動車用蓄電池システムについて、安全性を厳格に規定する動きが世界的に高まっている。国連でバッテリー式電気自動車に係る協定規則(第100号シリーズ 02)が定められたほか、日本国内でも、2016年7月15日以降に型式を取得する車などに関しては、二次電池安全性の試験が義務付けられることとなった。自動車メーカや電池メーカの間では、安全性評価試験を一括して委託できる体制が日本国内で整うことが強く望まれていた。

今回、二次電池材料の分析、電池の設計・製造、性能シミュレーションなど、二次電池分野の評価、分析技術で幅広い専門サービスメニューを持つコベルコ科研と、自動車全般の評価技術と設備を保有するJARIが相互協力関係をスタート。これにより2014年11月から、国内では初めて「協定規則 R100.02 Part2」で要求されるすべての評価試験項目を、設備を相互補完することで一括して受託することが可能となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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