レアアース資源、マレーシア・ペルリスなど7州で埋蔵確認

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

マレーシア科学アカデミー(ASM)は、ペルリスとケダ、ペラ、セランゴール、クランタン、トレンガヌ、パハンの7州でレアアース(希土類)資源が埋蔵されていることが確認されたと発表した。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。

ASMのアハマド・タジュディン・アリ所長によると、レアアースは安全な資源で、ハイブリッド車や電話、燃料電池などの製品の原料として利用することができる。高濃度のレアアースが含まれる泥は安全で、放射能の心配もいらないという。

同所長は、ASMが実施した調査に基づいた、レアアース産業を発展させるための青写真を発表した後、連邦政府はレアアースを将来的な収入源と見なす場合はまず、ペラ州におけるレアアースを含む泥を採取した開発のため1000万リンギの初期投資が必要だとコメント。

ペラ州では過去100年以上に渡り鉱物資源の開発が行われており、レアアース資源開発の足掛かりとなるという。ペラ州のあと、他の6州でのレアアース資源開発に向けて資金を割り当てることができると提案した。

ASMが実施した調査によると、レアアース産業は外国直接投資(FDI)に2.4%、国内総生産(GDP)に1%、雇用には0.04%(年間5000人分の雇用)など様々な面で国内経済に貢献することが期待されている。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  4. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  5. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  6. アストンマーティン『DBX』に改良新型、内装一新…707馬力仕様に一本化
  7. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  8. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  9. アウディ Q7 と Q8、PHEVに改良新型…EVモードは85kmに拡大
  10. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
ランキングをもっと見る