日信運輸ほか1社が破産、燃料費高騰が影響…負債総額29億円

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東京商工リサーチによると、一般小型貨物自動車運送の日信運輸(東京都大田区)および関連会社の大成梱包が12月3日、東京地裁から破産開始決定を受けた。2社の負債総額は約29億円。

日信運輸は東京都港区で設立され、2011年11月現在地に移転。同業大手の下請けとして一般小型貨物自動車運送業を行い、2010年12月期に売上高約11億9000万円を計上した。

しかし、同期に採算が悪化していた長距離運送事業から撤退し、35名の人員削減を行うとともに減車も実施、特別損失を計上して約5000万円の赤字に陥った。

2012年12月期は、事業見直しにより損益改善を進めたが、以降は急激な燃料価格の高騰から利益が悪化。売上が伸び悩むなか、業績回復の見通しが立たないことから事業継続を断念。関連会社で梱包事業を行う大成梱包も連鎖して今回の措置となった。

《纐纈敏也@DAYS》

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