新京成、前原~京成津田沼間に新型ATS導入

鉄道 企業動向
C-ATSが導入された前原~京成津田沼間を行く列車。2018年度をめどに新京成線の全区間にC-ATSが導入される。
C-ATSが導入された前原~京成津田沼間を行く列車。2018年度をめどに新京成線の全区間にC-ATSが導入される。 全 2 枚 拡大写真
新京成電鉄はこのほど、新京成線の前原(千葉県船橋市)~京成津田沼(習志野市)間に、「C-ATS」と呼ばれる高機能タイプの自動列車停止装置(ATS)を導入した。

C-ATSは、京浜急行電鉄(京急)や東京都交通局の都営浅草線、京成電鉄の本線などに導入されている、新しいタイプのATS。従来型の1号型ATSと同様、レールに流した電流によって列車に信号情報を送る軌道回路式を用いている。

1号型ATSは、電流の遮断時間を変えることで「進行」「注意」「停止」などの信号情報を伝えているが、C-ATSはデジタル伝送を用いて信号情報を伝えており、1号型より大量の情報を伝達することができる。ブレーキをかけるポイントで列車を検知した場合、停止信号の手前で列車を停止させるための速度パターン(絶対停止パターン)を生成し、このパターンに当たるとブレーキが自動的に動作する。

前原~京成津田沼間に導入したC-ATSは、12月6日から使用を開始した。新京成電鉄は今後もC-ATSの導入を進め、2018年度をめどに新京成線の全区間に導入するとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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