【トヨタ MIRAI】トヨタ車体、発電効率を高める3Dファインメッシュ流路を新開発

自動車 ニューモデル 新型車
3Dファインメッシュ流路
3Dファインメッシュ流路 全 2 枚 拡大写真

トヨタ車体は、トヨタ自動車が12月15日に発売した燃料電池自動車(FCV)『MIRAI』用の燃料電池スタック基幹部品として、世界初となる超精密プレス加工部品を開発・生産開始した。

今回開発したのは、燃料電池空気極側の流路を構成する「3Dファインメッシュ流路」と呼ばれる3次元的な微細格子構造を持つ部品。トヨタ車体では1997年から燃料電池スタック基幹部品の開発に取り組み、トヨタが2007年に発表した『FCHV-adv』では溝状流路を有する空気極側の部品を生産してきた。

今回MIRAIに採用された「3Dファインメッシュ流路」では、空気(酸素)の拡散性および排水性を向上させ、燃料電池スタックを構成するセル面内における均一な発電を実現。これにより発電効率が高まり、FCHV-advに比べて2.2倍の出力密度となる3.1kW/Lの達成に貢献した。

3Dファインメッシュ流路の生産には、トヨタ車体独自の超精密・高速プレス加工技術を用いており、3次元的な微細格子構造の連続生産を実現している。また同社は、燃料電池スタック内の空気極側で空気と冷却水を分離する「セパレーター」も生産している。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る