日本精工、新リテーナープレート付き玉軸受を開発…トランスミッションを小型・軽量化

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日本精工、新リテーナープレート付き玉軸受を開発…トランスミッションを小型・軽量化
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日本精工は、自動車向けトランスミッションの小型・軽量化、高機能化に貢献する「新リテーナープレート付き玉軸受」を開発したと発表した。

新興国や欧州市場を中心にマニュアルトランスミッション車、デュアルクラッチトランスミッション車は増加える傾向にある。これらに使われる軸受には、シャフトの支持剛性向上、トランスミッションの全長を短縮化するため、リテーナープレート付き玉軸受が増えている。

従来のリテーナープレート付き玉軸受は、軸受、リテーナープレート、止め輪の3部品を手動で組み立てている。今回、プレス機でリテーナープレート内径部に突起を成形させ軸受に固定することで、自動組み立てを可能とした。また、止め輪溝が不要になることで、外輪段部の形状を最適化、強度を高めることで、より大きな荷重に耐えられるようになったため、エンジントルクの増大や多様なプレート形状にも対応できる構造となっている。

プレス機で成形させるプレート内径部の突起を、最適な位置に配置し軸受とプレートを固定、プレート形状の自由度が増し、様々なレイアウトのトランスミッションへ対応が可能になった。

開発品の売上として2018年に10億円を目指す。

《レスポンス編集部》

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