今シーズンは全19戦で行なわれたF1世界選手権。そこで生まれた様々な記録がF1公式サイトで公開されている。
同サイトにはドライバーの平均年齢や予選、決勝で生まれた記録がまとめられている。ドライバー部門では今季大活躍したメルセデスのドライバーが常に上位を占める結果に。年間最多優勝は2度目のチャンピオンに輝いたルイス・ハミルトンの11勝、年間最多ポールポジションはニコ・ロズベルグの11回だった。
チーム部門ではメルセデスが年間19戦中16勝を挙げ、1988年のマクラーレン・ホンダ(アラン・プロスト/アイルトン・セナ)、2002・2004年のフェラーリ(ミハエル・シューマッハ/ルーベンス・バリチェロ)が打ち立てた15勝という年間チーム最多勝記録を更新。また年間ポールポジション数は19戦中18回を記録。ワン・ツー・フィニッシュ数も11回で、こちらも1988年のマクラーレン・ホンダの記録(ポールポジション15回、ワン・ツー・フィニッシュ10回)を上回った。
回数だけで見ると記録更新だが、当時は年間のレース数が少なかったため、勝率で見てみると今年のメルセデスが84.2%、当時のマクラーレン・ホンダ(16戦中15勝)は93.7%。一概に今年のメルセデスの方が歴代最強だったと判断するのは難しいようだ。
その他の記録では、決勝で最も差がついたのはイギリスGPのハミルトン。2位バルテリ・ボッタスに30.135秒もの大差をつけた。逆に一番僅差だったのはスペインGPで1位ハミルトンと2位ロズベルグの差はわずか0.636秒だった。
また、長年F1に参戦し続けているマクラーレンとフェラーリの2チームが未勝利に終わるのは1980年以来、34年ぶりのことだ。