あのファンファーレを鳴らす“競馬場のクルマ”、秋葉原に現る…有馬記念イベントで[写真蔵]
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スターター・スタンドカーとは、スターターをリフトアップする競馬場の作業車。発馬機(スターティングゲート)の前に設置される。千葉の中山競馬場で開催される有馬記念では、スターターが旗を振ることで、ブラスバンドの生演奏によるあのファンファーレが始まる。
スターターは、発走前にこのクルマのゴンドラに乗り、赤旗を振ってファンファーレを鳴らす。そして出走馬の状態を見ながらタイミングをはかってゲートを開ける。
秋葉原に展示されたスタンドカーには、後方にボンベやアウトリガー(昇降機)が積まれていた。室内を見ると、「アウトリガースイッチ」や「バルブスイッチ」と記されたトルグスイッチや、圧力計などがある。助手席はベンチ型の簡易タイプだ。
ナンバーが付いていないこの作業車について、「G1レースなどではもう少し大きいスタンドカーを使用している。このクルマはいま世田谷区の馬事公苑で活躍している」とスタッフは話していた。
《レスポンス編集部》