【ダカール15】日野、チリのイキケで中間休息日…車両を完全リフレッシュして後半戦へ

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すっかりリフレッシュされた日野レンジャー
すっかりリフレッシュされた日野レンジャー 全 9 枚 拡大写真

ダカールラリー2015は1月11日、チリのイキケで4輪・トラック部門の中間休息日を迎えた。日野『レンジャー』の2台体制で参戦している日野チームスガワラは、ここまで大きなトラブルやアクシデントはなし。この1日で車両を完全にリフレッシュし、万全の状態で後半戦に臨む。

4日にアルゼンチンのブエノスアイレスをスタートした今大会は、まずアンデス山麓を北上。7日にはアンデスを越えてチリに入国し、アタカマ砂漠でのSS(スペシャルステージ)を行った。その後イキケを基点にループ状のマラソン行程を実施し、11日に前半戦が終了した。

新開発のA09C型9リットルエンジンを2台に搭載し、大幅に改良したサスペンションを採用した日野レンジャーは、大型のライバル勢を相手に健闘。現在の順位は2号車菅原照仁/杉浦博之組がトラック部門総合17位/排気量10リットル未満クラス首位。

菅原照仁は「明日は堅い路面で我慢の日ですが、後半戦は短いのである程度頑張ってプッシュしたいです」と意気込む。

1号車菅原義正/若林葉子/羽村勝美組も総合30位でクラス2位につけている。クラス3位のA・カビーニ組(メルセデス・ベンツ・ウニモグ)に対して実に19時間29分45秒ものタイム差を有しており、チームは排気量10リットル未満クラスでの連覇とトラック部門総合での上位入賞という目標に向かって確実な進捗を見せている。

菅原義正は「明日は砂丘があるので、気が緩まないように締めていきます。後半戦も自分のペースで走りますが、今のポジションを守れるよう気をつけます」と語った。

後半戦は残り5ステージ。これまでダカールラリーで走ったことのないエリアも含まれており、油断はできない。とりわけ今大会は砂丘の難しさとともに車両にダメージをもたらす堅い路面が多く、要注意だ。12日の休息日を使ってメカニックたちは車両の徹底的な点検整備を実施。車両がイキケに到着した11日午後に始まった作業は12日午後に終了した。5人の乗員も休憩を採ってリフレッシュし、後半戦に向けて万全の体制が整った。

《成瀬雄太@DAYS》

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