アウディジャパン好調、中古車人気が販売支える 2014年

自動車 ビジネス 企業動向
アウディ ジャパン大喜多寛社長
アウディ ジャパン大喜多寛社長 全 5 枚 拡大写真

アウディジャパンは2014年の販売台数が3万台を超えたことを発表。アウディ全体では世界で10番目の販売台数だという。

「2014年、アウディは世界で174万台を販売。昨年の158万台から10.5%成長した。2009年は95万台で、これはリーマンショックがありボトムの年だった。そこからはほぼ倍近くの台数になり、順調に成長している」とは、アウディジャパン代表取締役社長の大喜多寛氏の弁。

「日本は3万1413台と10番目の販売台数だ。2006年から伸び続け、8年連続で日本でも成長しており、2010年からは倍近い(2010年は16854台、JAIA調べ)ボリュームで、世界と同じように日本でもアウディは成長している」と述べる。

更に新車だけではなく“トリプルA”と呼ばれるアウディの認定中古車も順調に推移している。「昨年は9000台を突破した。2008年から比較をすると、約3倍の認定中古車が売れている」と大喜多氏。つまり、「新車と中古車を合わせると約4万人が新たにアウディのお客様になってくれたのだ」と話す。

大喜多氏は、「中古車の人気があるというのは、ユーザーの下取り価格にも影響する。新車購入後、3年から5年で乗り換えるときに、リセールバリューが非常に高くなるのだ。これは、新車のユーザーにとって経済的な価格メリットになるので、これも新車が売れる大きな要因になっていると思う」とコメント。

そして、「我々としては新車も大事だが、中古車の伸び率も大事にしているので、この中古車の数字も嬉しい数字なのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. アキュラの新型SUV『RSX』が初公開! SNSでは「デザイン、攻めてきたな」「逆輸入して」などホンダファンも反応
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  5. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る