トヨタ車体の独身寮である新林寮の自治会は1月24日、特別養護老人ホーム「洲原ほーむ」(愛知県刈谷市)へ5台の車いすと色鉛筆、色紙を寄贈した。この活動は20年目となり、今回で車いすの累計寄贈台数は67台になった。
車いすは、日ごろから洲原ホームに出向き、車いすの清掃ボランティア活動を行っている約800名の新林寮生が、ささやかでも継続できる社会貢献活動を目的に集めている基金(約36万円)から購入したもの。洲原ほーむでは、入所者の約8割が車いすを利用しているため、大変重宝されているという。
洲原ほーむで行われた寄贈式では、寮自治会役員や入所者など計40名が出席。新林寮の丹治康介自治会長から「入所者の皆さんが快適な移動をすることができるよう、今後も車いすの寄贈と清掃を継続していきます。皆さんの笑顔が励みになり、元気をいただいています」とあいさつをした。
また、入所者からは「毎年寄贈していただき、感謝の気持ちでいっぱいです。新しい車いすに乗ると気分が明るくなります」とコメントをもらい、施設代表者の大野幸浩氏からも「20年間継続して、車いすの清掃と寄贈をしていただき、大変感謝しています」との言葉をもらった。