ガソリン価格の下落で、例年になく新型ピックアップトラックの発表が多かったデトロイトモーターショー15。FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US(旧クライスラーグループ)のラムブランドが初公開したラム『1500 レベル』も、その1台。
同車は、FCA USの主力フルサイズピックアップトラック、ラム『1500』をベースに、オフロード性能を追求した高性能グレード。同じくデトロイトモーターショー15で初公開されたフォードモーターの新型フォード『F-150ラプター』と競合する。
外観は、フロントマスクを専用設計し、タフなイメージを強調。専用バンパーには、スキッドプレートが装備される。足回りは、サスペンションがオフロード仕様となっており、車高を25mmアップ。マットブラック仕上げのアルミホイールに、オールテレーンタイヤを組み合わせた。
パワートレインは、3.6リットルV型6気筒ガソリン「ペンタスター」が標準。最大出力305hp、最大トルク37.2kgmを発生する。さらなるパワーを求める顧客には、5.7リットルV型8気筒ガソリン「HEMI」を用意。最大出力395hp、最大トルク56.7kgmを引き出す。どちらのエンジンも、ギアレシオは専用設定。
デトロイトモーターショー15のプレスカンファレンスに登壇したラムブランドのボブ・ヘグブルーム社長兼CEOは、「ラム1500にオフロードパッケージを用意することは、長年の目標だった」と語っている。