2015年1月12日、米国でデトロイトモーターショー15が開幕。ドイツの高級車メーカー、BMWのブースのハイライトが、『M6』の改良新型モデル。
現行のM6は2012年3月、ジュネーブモーターショー12において、まずは2ドアクーペがデビュー。同年4月、ニューヨークモーターショー12では、オープンカーの『M6カブリオレ』を追加した。さらに、2013年1月、デトロイトモーターショー13では4ドアクーペ、『M6グランクーペ』を発表し、3種類のラインナップが完結。
デトロイトモーターショー15で初公開されたのは、現行M6にとって、初の大幅改良車。2ドアクーペ、カブリオレ、4ドアクーペの3ボディを、同時発表し、高性能なラグジュアリーカーを求める米国の富裕層にアピールする。
改良の内容は、同時に発表されたベース車両の『6シリーズ』の改良新型に準じる。外観は、キドニーグリルと前後バンパーのデザインを変更。ヘッドライトは新開発のLEDとした。19インチ、M6グランクーペでは20インチのアルミホイールも、新デザイン。室内は、一部の素材を見直し、さらなる高級感を追求。
エンジンは従来通り。4.4リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、2個のターボで過給。最大出力560ps、最大トルク69.3kgmを引き出す。0-100km/h加速は4.2-4.3秒、最高速は250km/h(リミッター作動)と、世界屈指のパフォーマンスを備えている。
デトロイトモーターショー15のプレスカンファレンスには、BMWグループの営業&マーケティング担当、イアン・ロバートソン取締役が登場。「改良新型モデルは、6シリーズ史上、最もスポーティかつラグジュアリー」と述べ、アピールを強めている。