政策金利は年央まで据え置き=MIER リンギ安で輸出競争力向上

エマージング・マーケット 東南アジア

シンクタンクのマレーシア経済研究所(MIER)は2015年半ばまでは政策金利の翌日物政策金利(OPR)が3.25%で据え置かれるとの見通しを明らかにした。

中央銀行バンク・ネガラは28日に定例金融政策会合(MPC)を開催し、OPRを3.25%で据え置く ことを決めた。

MIERのザカリア・アブドル・ラシド専務理事は、通貨リンギは今年1米ドル=3.50リンギ程度で推移すると予想。リンギ安の影響で輸出競争力は向上し、外国からの観光客数は増えるなど短期的には良い影響があると述べた。一方で、輸入コストの上昇や国内の物価上昇に繋がることも懸念されるとした。

インフレは対処可能な範囲となり、金融政策は緩和スタンスが続くと見られることから緩やかな経済成長となると指摘した。また、4月の物品・サービス税(GST)導入やリンギ安などコスト上昇の要因があることから、インフレは緩やかに進むと予想した。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  3. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  4. スズキ『クロスビー』改良新型、パイオニア製カーナビ設定…9インチHD画面でスマホ連携対応
  5. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
  6. 日産『セレナ』に新カスタム「AUTECH LINE」初登場! アウトドア向けモデルも
  7. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  8. ホンダ『ステップワゴン』30周年記念車、マルチビューカメラなど快適装備を追加…409万8600円から
  9. マツダ CX-5 新型、最高評価の5つ星獲得…ユーロNCAP
  10. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る